乳幼児および妊婦の保健医療
世界中で、幼い子供たちや妊婦が、乏しい保健医療システムの犠牲になっています。毎年1千万人の子供たちが5歳までに亡くなっており、そのほとんどが予防や治療が可能な原因によるものです。毎年およそ50万人の母親が出産時の合併症のために命を落としており、さらに何千万人もの女性が妊娠時の疾病や怪我に苦しんでいます。アフリカの乳幼児死亡率は米国の20倍であり、またアフリカの妊産婦死亡率は米国の65倍です。
問題は、技術の欠如ではなく必要な技術にアクセスできないことにあります。ケアワーカーなどの医療従事者、基本的な医療設備、さらに、先を見越した融資やインフラといったものがすべて不足しています。グローバルな保健制度が策定され、基礎的な新生児のケアやワクチンといった予防対策へのアクセスが強化されなければならないという認識が、政策立案者たちの間では高まっています。
行動のための証拠
- 幼児期の死のほとんどは、麻疹、下痢、栄養失調などといった、豊かな国では予防や治療が可能な疾患によって引き起こされています。これらの疾患に対するコスト効率のよい予防や治療は子供一人あたり25ドル以下です。たとえば経口補水塩療法によって下痢の脱水症状を治すのにかかる費用はたったの42セントであり、17ドルあれば一人の子供が基本的な幼児期の病気に対する予防接種を受けられるようになります。
- ビタミンAの補給によって下痢や感染症の悪化を抑えることで、毎年25万人以上の若い命が救われています。さらには下痢に対する経口補水塩療法のような簡単な治療によって、100万人の子供たちの命が救われています。
- より多くの子供が教育を受けられ、生産的な大人が増えることは、子供の健康に密接な関係があります。たとえばボリビアでは子供の小学校就学率が30%増えたと同時に、5歳以下の乳幼児死亡率が35%減少しました。
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